以前から、手持ちのレコードで気に入ったものがCD化されていれば、CDを購入しなおしてきた。国内盤化されず入手が困難だったものも、直輸入がすすみ、ごく普通に店頭で見られ、わざわざ新宿の輸入専門店まで行かなくとも、手に入りやすくなってきた。それでも、なかなか見つけるのが難しいものもまだ多い。
そんな中、"Stackridge"というイギリスのバンドの"The Man In The Bowler Hat(山高帽の男)"というタイトルがCDとなる日を待ち望んでいた。ところが、これがイギリス本国でもCD化されているのかもわからない。このアルバムが世に出たのは1974年だ。
4月24日朝、検索能力で注目を集めているGooで"Stackridge"を探すと、17件。その中には”遊佐未森ファンに安心してお薦めするプログレッシヴ・ロック!?”なんてものもある。以前から遊佐未森がStackridgeに大きな影響を受けているとは耳にしていたが、結構彼女関連のページが目に付く。Stackridgeってプログレ?”安心して”というのが”ちょっと違うよ”ということを表しているのかな?
ともかく、このアルバムが昨年CD化されていることがわかった。
海外の検索エンジンでは、伊勢原市A.E.T.のグラハム先生お薦めのHotbotでも検索してみる。95件のアドレスが出てきた。その中で私の目を引いたのは、CD?WORLDだった。アーティストやタイトルなどでの検索が容易にでき、説明も親切で購入も手順を追っていけば比較的わかりやすく安心感がある。
ここで、*"The Man In The Bowler Hat"のCD在庫があった。さっそくもうひとつの"Friendliness"というタイトルと合わせて発注した。CD2枚$44.24と手数料航空便$15.90が料金。即日購入確認のメールが届く。到着まで3週間程かかるとのことだった。
ところが5月3日昼、早くもその2枚のCDは既にここに来た。イギリスから輸入しなくとも、ストックがあったからでもあろう。ご近所で、その1週間前に頼んだ国内の本については、まだ連絡が無いというのに。
曲の一部でも、音質を落としてでも、ご披露したいのですが、だめですよね。残念。
5月18日に、ひとりの友人が結婚する。彼が私に与えた音楽の影響は大きい。このアルバムも高校時代、彼の薦めで「きっと気に入ると思うよ。」と言われ、中古レコードを探しやっと見つけたものだった。他人の「気に入る」と思うものがわかる、ってすごい。おめでとう、津田。
*"The Man In The Bowler Hat"
一言で言うと"British Traditional"ってなるんだろうか。「Beatles っぽい」と言われるのは、プロデューサがジョージ・マーチンということからだと思う。フルートやバイオリンが入るところが、なかなかおもしろい。
あとからわかったことだが、どうも国内盤化されたらしい。こんなレアなものでも商売に成るほど、CDってきっと原価は安いんだろうなあ。
*もうひとつの"The Man In The Bowler Hat"...というか、こちらが本家?
ベルギーのルネ・マグリットと言えば「大家族」という絵を、宇都宮市が宇都宮美術館の目玉作品に6億2千万円で買ってニュースになった。(この絵の解釈についての1例)
このマグリットという画家の作品に"The Man In The Bowler Hat"という同じタイトルの絵があったのでした。あ、見たことあるなあ。Stackridgeは、これからタイトルをいただいたのでしょうか。
*もうひとつの CD Shopping
CD NOW : Reasonable Price
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